同人誌の市場規模は700億円！？らしい

今日、なにげに同人誌のニュースを検索していると、同人誌の市場規模は700億円にもなるという記事を発見。700億円って、尋常じゃないですよ。

同人誌って、漫画が多いと思うけど、元はといえば個人やサークルが細々とやっていて、完全に「趣味の世界」だったのが、いつのまにやら、すごいビジネスの規模になっているみたいです。

コミケってすげえ

知らない人は当然知らないけれど、東京ビッグサイトで毎年夏・冬に開催されるコミックマーケット（コミケ）は、世界最大規模で、3日間で90万人も参加するとか。そこでは、同人誌の即売会が開かれ、すごい売り上げを記録する人もいるとか。

こうなれば、「同人誌だけで生活する人」も出てくるわけで、趣味の世界というよりは、ビジネスとして同人誌を描いてますって感じにも見えてきます。
知り合いに、売れない漫画家がいるんだが、有名な漫画雑誌に掲載されるケースは稀で、しかも連載となると、ごく一握りの漫画家のみ。

しかも、漫画家でたくさんの収入を得るには、単行本になって、その単行本がヒットして印税収入が入ってくる段階にならないとダメだとか言ってました。
そう考えると、レベルの高い同人誌を描いて、展示即売会で売るほうが、もしかして収入アップになるんじゃないかな。

どんどん拡大する同人誌市場

印刷・出版業界も、雑誌が売れないとか、印刷数が減っているとか、電子書籍が怖いとか、縮小だとか、不景気だとか、耳に入るのは景気の悪い話ばかり。
でもその一方で、同人誌の市場はどんどん成長している。

出版業界にとっては脅威かも。だって、今まで出版社を通さないとクオリティの高い雑誌を出せなかったのに、デジタル化と、少部数で印刷できるオンデマンド印刷の技術進歩で、少ない部数でもクオリティの高い冊子ができるんだから。