企画・ページ割

冊子を作るにあたって、最初にする作業が、「企画・ページ割」です。
企画とは、どのような冊子にするのか、テーマを決め、そのテーマに従って、全体のストーリーを考える仕事になります。

このストーリー作りがしっかりしているかどうかで、冊子全体の出来が決まってしまいますので、頑張って作ってください。
ストーリー作りの要点ですが、まずはテーマに従って、どの順番で書いていくのかを考え、適当にタイトルを付けて書きだしてください。

この段階では、まだタイトルだけで結構です。
そのタイトルとタイトルを線でつなげ、ストーリーの流れ(プロット)を決めていきます。
ストーリーの間に、別の内容を入れたい場合は、タイトルとタイトルの間に新しいタイトルを書き込んでください。試行錯誤を何度でもやり、しっかりとしたストーリー作りをすることが大切です。

全体のストーリーが決まれば、どこからどこまでを何ページにするか、おおまかに決めて、すでに書いてあるストーリーに、ページ数を書き込んでください。
冊子の場合は、4の倍数でないと製本できませんので、それを意識して、4の倍数になるようにしてください。

もしどうしても、4の倍数にならない場合は、扉を付けるとか、奥付を付けるとか、またはメモ欄にするとかの工夫をして、4の倍数になるようにしてください。

タイトル、ストーリー、ページ数が決まった段階で、各タイトルの内容について、書き込んでいきます。小さなタイトルというわけです。
すでに書いてあるタイトルから線を引っ張りだして、そこに小さいタイトル(見出し)を書き込んでいきます。テーマから外れないように気をつけてください。

企画・ページ割は、このように大きいものから順に細かな内容を落としこんでいくと上手く出来ます。

大きなテーマ作り、そして各章のタイトル、各章の中身についての見出し。そして本文といった順序です。

決して、いきなり文章を書き始めないでください。いきなり文章を書いてしまうと、全体のストーリーがばらばらになる危険性もありますし、ページ数に収まらなくて苦労する事になりますので。