冊子印刷の注意点をいくつか紹介します。
1.ページ数について
  冊子印刷の場合、4の倍数のページ数でないと、製本できませんので、注意してください。
2.背幅について
    無線綴じ印刷の場合は、背表紙が付きますが、背幅について、十分な背幅を確保するようにしてください。
  背幅は、本文ページ数×本文用紙の厚さ÷2
  で、計算すると分かりやすいです。
  例えば、54ページ、本文用紙が上質紙〈90kg〉の場合 
  (54ー4)×0.120÷2=3
  ◎背幅→3mmとなります。
3.余白について
  天・地・ノド・小口のそれぞれについて、適切な余白が必要です。特にページ数が多くなる場合は、ノドと小口を広めにとっておきましょう。
4.表紙について
  表紙に、色上質紙やレザックなど、色のついた用紙を使う場合は、カラー写真などを使うと、地の用紙の色と混ざってしまうので、注意してください。シンプルな表紙にするようにしたほうが、無難です。
5.塗り足しについて
  タチキリで、写真などを使う場合は、必ず塗り足しを3mmつけてデータを作るようにして下さい。
6.フォントについて
  フォントは、アウトライン化するか、PDFファイルに埋め込んで出稿してください。外注の印刷会社に、フォントがないと、置き換わってしまったり、レイアウトがずれる危険性があります。
7.写真解像度について
  冊子に写真を入れる際には、画像解像度を300dpi~350dpiにしてください。印刷した時に、この解像度より低い場合は、綺麗に印刷されません。また、カラー写真の場合は、RGBではなく、CMYKにするようにしてください。(印刷は、CMYKのインクで行うため)  
上記注意点は、以下のサイトでも詳しく解説していますので、参考にして下さい。
  冊子印刷工房 データの作り方
  http://www.printsassi.com/data.html