レイアウト作成

DTPレイアウトイメージ

さて、企画・ページ割が終わると、レイアウトの作成です。

レイアウト作成は、今はパソコンで行うのがほとんどです。後で印刷外注するときにも、パソコンで行なっていれば、費用がかかりませんし、校正などの手間も半減しますので、オススメです。

レイアウトは、Wordでも大丈夫です。まず決めないといけないのは、縦書にするか、横書きにするか、です。自分史や広報誌のように、文字が多い場合は、縦書にするのが良いでしょう。
写真を中心にしたり、イラストを多用する場合、また、レポートや報告書などは横書きの方が良いと思います。

自分の好きな雑誌や本をよく見て、研究してください。
文字の方向が決まれば、用紙サイズです。一般的にはA4サイズが多いですが、文庫本のようなサイズや、B5サイズなどでもOKです。自分の決めたテーマに、どの大きさがマッチするのかを考えてください。

次は、ページ単位でのレイアウトです。余白、文字の大きさ、行間、1行の文字数を決めて行きましょう。余白は、ページ数が多い場合、冊子のとじ方向(ノド)のところは、比較的多めにあけておくと、読みやすい冊子になります。

テンプレートや、フォーマットとして保存しておくと、複数ページでも統一されたレイアウトになりますので、見栄えが良くなります。

Wordで作ったデータは、そのまま印刷会社に持ち込むか、PDFファイルに書き出すとスムーズです。PDFファイルの場合は、外注先にWordがない場合でも開くことができますし、文字が崩れたり化けたりする心配がありません。

Wordの場合は、「名前を付けて保存」を選んで、「PDFまたはXPS」を指定してあげると、簡単に作ることができます。最適化のところで、印刷品質になるようにして、保存してください。
ただし、これが出来るのは、Word2010のみです。それ以前のバージョンでは、出来ませんので、別途、PDF作成ソフトが必要になります。

PDF作成ソフトでは、アドビ社のアクロバットが一番高機能ですが、高価なものですし、余分な機能もあるので、まずは低価格のPDF作成ソフトか、無料のソフトで試してみると良いでしょう。